Tarantino,Reservoir Dogs (1991)2004/06/20

 これも、すごい。演劇的ですね。基本的には、一つの密室での数人の男の間で繰り広げられる心理劇。ただ、そこで、一人一人の回想シーンがあとから効果的に加わることで、アメリカ映画にありがちな単なるストーリー・テリングに陥らず、一人一人の内面を見通した、非常に奥行きのある、文学的な作品に仕上がっている。

 最後のシーンで、少し泣けてきた。究極的な状況設定で、倫理とは何かを問う作品です。一見、バイオレンス映画ですが。人が人を食う世界で、一人の人間に倫理が宿る。その瞬間のきらめき。『パルプ・フィクション』もそうだと思うけど。

 そういえば、これの劇場公開当時、僕は毎週映画館に通っていたのだけど、これは、観なかった。食わず嫌いで避けていた。David RynchとTarantinoは。こんなにすばらしい作品だったとは。結局、この殺伐とした現代において、倫理をどう考えるのか、という点なのだね、この二人がこだわるのは。

*mehr Infomationen = Quentin Tarantino," Reservoir Dogs" (1991)[カンヌ国際映画祭出品作品]

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