ひとの夢を食う獏 ― 2005/09/05
バクという生き物は、ひとの夢を食っていきるという。そんな絵空事・・・と思っていたが、最近、人間に、ひとの夢を食って生きているのが、多いことに気がついた。
「こんなふうなことをやってやろうと、思っている」、とか、「あんな風になれたら、格好いいなあ、ああなるように僕もがんばろう」、なんて口走ったら、最後。すぐ聞き耳を立てて、こんなふう、あんなふうなことを、またたくまにやってしまい、「ははは、俺はすごいだろう、お前はまだできないのか、なら、俺を尊敬しろ」という態度をとる、しかし、それを達成したととたん、こんどは、ほかの人の夢に聞き耳を立て、また、夢を口走ったひとよりも先に夢を自分のものにしてしまう、そういうのは、いっぱいいる。この種のひとたちは、自分自身では、自分の夢を紡ぎ出せない。だから、他人の夢を食って生き続けるのだ。
「こんなふうなことをやってやろうと、思っている」、とか、「あんな風になれたら、格好いいなあ、ああなるように僕もがんばろう」、なんて口走ったら、最後。すぐ聞き耳を立てて、こんなふう、あんなふうなことを、またたくまにやってしまい、「ははは、俺はすごいだろう、お前はまだできないのか、なら、俺を尊敬しろ」という態度をとる、しかし、それを達成したととたん、こんどは、ほかの人の夢に聞き耳を立て、また、夢を口走ったひとよりも先に夢を自分のものにしてしまう、そういうのは、いっぱいいる。この種のひとたちは、自分自身では、自分の夢を紡ぎ出せない。だから、他人の夢を食って生き続けるのだ。